最近再ブームとなっている“まつげパーマ”。
お店でまつ毛パーマをかけると平均3,000円〜5,000円程のコストが掛かります。ですが、まつげサロンでまつ毛パーマをかけるメリットはなんといっても「仕上がりの美しさ」「安全性」「すべておまかせできる楽ちんさ」です。これにハマる女性が急増しています。
まつげサロンでまつ毛パーマをかけた場合のもちは平均3週間〜1ヶ月ほどで、まつげの状態(コンディション)が良ければそれ以上持つこともあります。
とはいえまつげパーマはまつげエクステのようにポロッと取れてもとに戻ってしまうというわけではなく、カールが徐々に落ちてくるのでギュッと上に上がっていたまつげの角度が少しづつ下に下がって来るのです。
そのため常に上に上がったまつげをキープしたいという場合には、1ヶ月に1回ほどのペースでパーマをかけ直すのがおすすめです。
ここ最近ではマツエクよりもさらにナチュラルなまつげパーマにチェンジする人が増加。まつげパーマをかけると毎朝のビューラーが不要になったりマツエクのようにクレンジングの際に、目元を気遣ったりしなくて良いのが魅力です。また、すっぴんの状態でも目力がでるのの嬉しいポイント。まつげサロンへ行かなくても自分で簡単にできるのがセルフまつ毛パーマです。
まつげパーマはセルフでできる?

まつげパーマは安全なパーマ液を使用して、手抜きをしなけれは自分でもセルフで書けることができると思います。まつげエクステをセルフでつけることは危険が伴いますのでできませんが、まつげパーマは比較的安全にセルフでかける事ができます。
ただし、ある程度器用な方でなければキレイにパーマをかけるのはなかなか難しいでしょう。まつげパーマをセルフで行う場合のコツ&注意点がありますので解説していきたいと思います。
セルフでパーマをかけるコツと注意点
セルフ(自分で行う)まつげパーマで起こりやすいトラブル(失敗)はいくつかあります。
①まつげが縮れてしまう
②まつげが折れる
③まつげの方向がバラバラ
④まつげがひっくり返った状態になってしまった
⑤薬剤が目に入ってしまった
⑥皮膚がかぶれた
⑦思い通りの仕上がりにならなかった
⑧パーマがかからない
⑨まつげの一部分だけパーマがかからない
etc・・・
代表的なトラブルではこのようなものが挙げられます。ではどうしてこのようなトラブルが起こるのでしょうか?解説します。
①まつげが縮れてしまう
まつげパーマをかけてまつげが縮れてしまうのは、ご自身のまつげに対してパーマ液が強すぎる、もしくは放置時間が長すぎるためにまつげへのダメージが強ために起こります。また地まつ毛が細かったり元々弱っていたり、ハイダメージ毛の場合にも起こります。
過去のパーマやエクステの薬剤でのダメージで、髪のハリやコシが無くなっている毛質はキューティクルが損傷しているためパーマがかかりすぎて、縮れてしまう場合があります。
対策:パーマ液を弱いものに調整、まつげ美容液などでしばらくダメージケアをする、パーマ液の放置時間を調整(短く)する
②まつげが折れる
まつげの根本や中間が折れた状態でパーマがかかってしまうのはロッドに巻きつける際の角度が問題です。またまつ毛の毛先側が折れたような状態になって仕上がるのは①と同じでパーマ液が強いor放置時間が長いことで起こりやすくなります。またパーマ液を塗る際にムラがあったり、塗りそびれている箇所がある場合も起こります。
まつ毛は根本より毛先のほうが細くなっているため毛先のダメージによって毛先のみ折れたように曲がって仕上がってしまう場合があります。乾燥させないことが重要です。
対策:パーマ液はムラのないようにたっぷりしっかり塗る(まつ毛が見えない程度に)、一度に大量のまつ毛をロッドに貼り付けない(少しづつ)、パーマ液を刺激の弱いものに変える、乾燥防止の美容液をこまめに塗る
③まつげの方向がバラバラ
まつ毛パーがが仕上がった際にまつ毛の方向があっちを向いたりこっちを向いたりとバラバラになってしまうことがあります。
このような状態になってしまうのはまつ毛をロッドに貼り付ける際の方向性が原因です。まつげパーマサロンでは基本的には1〜3本づつなどといった少ない本数をしっかりとテンションをかけながらパーマをかけたい角度に向けて専用ののりでロッドに貼り付けます。一度にまとめて貼り付けたり貼り付けた場合に多く起こります。
対策:少ないまつ毛を取り少しづつのりで貼り付ける、まつ毛に対して適度なテンションをかける。
まつ毛を引っ張りながらパーマのロッドを巻いたり、する力加減のことをいいます。均一な力の入れ加減巻いていかなければならないため、技術力が必要とされますがきれいなパーマをかけるコツでもあります。
④まつげがひっくり返った状態になってしまった
きれいにやったつもりでも仕上がったあとにまつ毛がひっくり返ってしまうことがあります。数本ひっくり返ってしまうのは、そのまつ毛本来の生え癖が影響している場合が多いのです。また、成長期が終わってそろそろ抜けそうなまつ毛も回転しやすくなります。
対策:生え癖へのケアはセルフパーマではなかなか難しいためいつもセルフでかけるとひっくり返るものが出てくる場合はサロンでパーマをかけるのがおすすめです。
⑤薬剤が目に入ってしまった
セルフパーマで一番多いトラブルはパーマ液(薬剤)が目に入ってしまうこと。市販されている物でいくら低刺激とはいっても目に入ってもいいパーマ液は存在しませんので、パーマをかける際は慎重に薬剤を塗布して絶対に避けたいですが、もしもパーマ液が目に入ってしまった場合はすぐに精製水や水で洗い流しましょう。その後違和感を感じたり目が赤くなったりしてしまった場合は念の為必ず眼科を受診しましょう。
対策:目の粘膜近くやまつ毛の根元ギリギリまでパーマ液を塗布しない、塗るときは慎重に少しづつ行う、パーマ液が垂れてこないようにする(硬めのパーマ液を選ぶなど)
⑥皮膚がかぶれた
皮膚がかぶれたり、ただれたり赤くなったり、ヒリヒリしたりする原因はいくつかあります。その中でも特に多いのは、元々皮膚が強くない方の場合”ロッドを貼り付けるための専用のりでかぶれ”たり”ロッドのゴムアレルギー”であったり、パーマ液が皮膚についたことでかぶれたりします。
対策:パーマ液が皮膚につかないように注意する、のりでロッドを貼り付ける前にベビーパウダーや軟膏でまぶたやその周辺を保護する、まつげパーマをやめる。
⑦思い通りの仕上がりにならなかった
思い通りの仕上がりにならない時の原因は「ロッドの形が悪い(デザインに合ってない)」「パーマのかかりが悪い」「まつ毛をロッドに貼り付けたときの角度が悪い」ことが原因です。ロッドによってデザインは大きく変わるので初めて使うロッドなどであれば買えてみるのもおすすめですよ。
対策:ロッドを変える、丁寧にパーマをかける、ロッドに貼り付けたときのまつ毛の向きを見直す(変えてみる)
⑧パーマがかからない、すぐとれた
パーマ液が弱い、まつ毛が傷んでいる(ハイダメージ)、バージンヘアによることが主です。バージンヘアはパーマやエクステなどを行ったことが無く、キューティクルの損傷が無い毛質をいいます。硬く、ハリのある毛質でパーマはかかりにくい状態です。
過去のまつ毛パーマやエクステの薬剤などでのダメージで、髪のハリやコシが無くなっている毛質はキューティクルが損傷した状態でパーマがかかりにくいことがあります。
対策:セルフでのまつげパーマはおすすめできませんので専門サロンでまつげの状態を見てもらいパーマをかけるのがおすすめです。
*セルフでまつ毛パーマをかける場合、ある程度器用さが求められますので「私は不器用だな…あまり細かい作業は得意ではないな…」という方はまつげサロンでかけることをおすすめします。
セルフまつ毛パーマを上手にかけるコツと注意点①
・必ず大きな鏡を見てめもとだけではなく、顔全体のを見て行うこと。
小さな鏡で目元だけを見てパーマをかけようとした場合、左右のバランスやキレイに巻けているかなど把握しにくいため、いざ仕上がってみると左右バラバラになってしまうことが多いため注意しましょう。
セルフまつ毛パーマを上手にかけるコツと注意点②
・片目づつ行わない
片目づつパーマをかけると、左右のバランスが悪くなってしまいますので注意しましょう。
セルフまつ毛パーマを上手にかけるコツと注意点③
・はじめにビューラーで上げないこと
はじめにビューラーでまつげを上げてから行うことで、セルフでのまつげパーマが行いやすくなります。しかしビューラーで一度に睫毛を上げる際にまつげの方向は1本づつキレイにまっすぐ上がらず根本が折れて仕上がりは、かなりばらつきやすくなってしまいます。
少しばらついていても上に上がっていればいいという方の場合はビューラーで上げてもOKですが、おすすめはできません。
セルフまつ毛パーマを上手にかけるコツと注意点④
・パーマ液は塗りムラがないかしっかりとチェックする
パーマ液がまつ毛全体にしっかりと塗られているか必ずチェックしましょう。特に目頭や目尻のまつげに塗られていない場合が多いので注意しましょう。
セルフまつ毛パーマを上手にかけるコツと注意点⑤
・地まつ毛をまとめてロッドにはりつけない
地まつげを一度にまとめて持ち上げてロッドに貼り付けることでそれぞれのまつげの仕上がり時の方向がバラバラになりやすくなります。できれば2〜3本ずつ専用ののりでしっかりとテンションをかけてろっどに貼り付けるのがきれいに仕上がるコツです。
どのパーマ液やキットを使うと良い?

以前は、楽天やAmazonなどでアイリストが使用するようなパーマ液が一般購入できましたが、最近では取り扱いが厳しくなりプロ用のパーマ液は一般購入がほぼ難しくなりました。
プロ用のパーマ液はセルフで行うには刺激も強めなのでもしも慣れずに失敗して目に入った場合のリスクがとても高いので取り扱いが厳しくなるのは安全性の面でも良かったと思います。
次ページではセルフでまつ毛パーマをかける際には何を使えばいいのか?次のページでは市販で購入できるものでおすすめと準備しておくべき必要なグッズなどを詳しい解説付きで紹介していきます。
