まつ毛エクステをする時、必ず目にしみてしまって困っているという人やまったくしみないという人がいます。
何が原因で何が違うのかというお話をしていきたいと思いますのでマツエクをしていつもしみるという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
マツエクで目がしみる原因は何?

マツエクで目がしみるのは、ほぼ使用している接着剤(グルー)や目の乾燥が原因です。
グルーが固まる(硬化する)時にホルムアルデヒドという刺激物が出ます。
これはグルーが乾いていく段階で気体が放出されます(揮発といいます)。この気体にホルムアルデヒドが含まれていて目や鼻、呼吸器官、皮膚などに刺激を与えます。
この気体が目の周りで発生することで目がしみるのです。
揮発が完全に終わるまでの時間は、グルーによっても異なりますが24時間~48時間かかるといわれています。
詳しくはこちらを読んでみてね。

目がしみるのはアイリストが下手なことも原因?
しみる原因のホルムアルデヒドについて知ろう!
マツエクのグルーと呼ばれる接着剤はシアノアクリレートという成分をメインに作られています。
この成分が空気中に浮遊している水分と結合することで固まっていきます。その際にでる気体に含まれるのがホルムアルデヒドです。
このホルムアルデヒドは様々なアレルギーを起こすので上手に付き合っていかなければいけません。
グルーが硬化する際に揮発するホルムアルデヒドが眼を刺激してしみますが、グルーによってホルムアルデヒドの放散量は大きく変わります。
まつ毛エクステのグルーのが完全に硬化して、刺激物(ホルムアルデヒドの放出)は徐々に放出量が減少しながらも完全になくなくなるまで24時間~48時間かかります。
ホルムアルデヒドが発生しないグルーはありません。
アイリストはお客様の目元のコンディションによって刺激が少ないものを選び、こまめにしっかりと乾かしてから目を開けてもいましょう。
カウンセリング時にしみやすいと答えた方や、ドライアイの方、お肌の皮膚が薄い方などはしみやすいのでドライアップ時間をしっかりと取りましょう。
トラブル予防!しみる時はしみると伝えよう
『しみてないですか~?』と聞かれて、素直に『ちょっとしみます』と言える方もいれば、しみているのに我慢して『しみてないです』と気を使ってくださる方もいます。
でも我慢せずに「しみてます」といってくださるこの一言が実はかなり重要だったりします。
まつ毛エクステをサロンに行ってよーいスタート!5,10分後・・・もしくは、30分後。
あれ?チョット痛いな。しみてきた。
揮発による刺激成分が目元に増えてくるために起こりますが私のような過度のドライアイの人の場合は即効でしみます。
皆様が我慢してしまうことで様々なトラブルが発生してしまう原因になります。
目の充血、粘膜の損傷、アレルギーの発生などのトラブル防止の為にも目元の異変はすぐにアイリストへ伝えてくださいね。
グルーがしみて涙が出てしまう時のエクステへの影響
また、しみている状態で我慢すると涙がじわーっとでてきます。
たらーっと涙が流れて止まらない人もいますよね。
最低でも4時間~8時間経過する前に接着部分が濡れてしまうと、残念ながら我慢してつけてもエクステがすぐに取れやすくなります。
マツエクがしみないための対処方法
ではまつ毛エクステ(マツエク)はどうしたらしみないのでしょうか?
まつ毛エクステがしみやすい、特にドライアイの人や、目元が敏感な人、肌が弱い人に、PC作業で目が疲れている人に多いしみる現象の対処方法。
・ドライアイの人は施術前に潤いキープの目薬をさす
・しみやすいと伝えしっかりとテープでガードしてもらう
・ソフトコンタクトをして眼球をガードする
・最後にしっかりと乾かしてもらう
・途中でこまめに乾かしてもらう
まつ毛エクステのグルー(接着剤)には、威力の弱い医療用グルーもあります。
エクステの持ちはかなり低下してしまいますが、医療用グルーでも1,2週間はもつのでこまめにリペアできてお財布に余裕がある場合はおすすめです
グルーの種類別「しみる度チェック」
シアノアクリレートの量、ホルムアルデヒドの放出量によってグルーによるしみる度は変わります。
国産、海外産があり、ホルムアルデヒドの放散量が少なく、アレルギーを引き起こす可能性が低い。医療グルーと呼ばれるのもこのブチルグルータイプで仕上がり感は柔らかめ。
接着度が弱めなので、技術面でのアイリストの技量が必要で日本製グルーに多く見られます。
しみるレベル1
ブチルブルーに比べホルムアルデヒドの放出量が多くなるのがエチルグルー
接着力が強いので少量でしっかりつきます。海外製のグルーに多いのが特徴。
しみる度レベル3~4
勘違いされやすいですがグルーが目に入ってしみるということではありませんのでしみる場合はしっかりとエアコンプレッサーなどで乾かしてもらいましょう。
